ブリの旬といわれるゆえんは「脂」ののり具合。
天然ブリの旬は12月から2月にかけての冬から春までの間。この時期のブリは産卵を控え、体にたっぷりと脂を蓄えているため、一年で最も美味しく栄養価も高まります。
ただ天然ブリは回遊魚のため、地域が若干あり、旬のはじまりとおわりに北と南では3カ月ほどの差でます。
養殖ブリは一年をとおして安定した品質ですが、水温が低くなって活動が鈍る冬が脂のノリがよくなります。
「寒ブリ」の時期は12月から2月
12月から2月の時期に水揚げされるものは「寒ブリ」と呼ばれ、冬の味覚の王様として珍重されます。この時期のおすすめの食べ方は、とろけるような食感と甘みを楽しめる「刺身」や「ブリしゃぶ」が最適です。
地域により旬がズレる
地域ごとに旬がずれる・北からはじまり南へ
ブリは回遊魚であるため、地域によって美味しい時期が少しずつ異なります。北の海でエサをたくさん食べてふっくらとラグビーボールのように太ったブリは11月ごろから南の海へ南下しはじめます。店頭では北から11月に出回りはじめて、南の4月上旬ごろまで並びます。時期によって産地の旬があります。スーパーでは、県ごとの産地が書かれているので購入の際にチェックしてみては?
- 北海道:9月~10月
- 北陸・関東沖:11月~2月
- 西日本: 11月後半~3月
春から秋は産卵後のブリ
天然ブリは春に西日本や沖縄近海の南の海で産卵します。産卵を終えたブリは「春ブリ」と呼ばれ 脂が落ち、さっぱりとした味わいになります。
養殖ブリは、給餌管理により1年を通じて安定した脂の乗りと品質が保たれています。ただ水温が高くなることで活動がおおくなるので脂ののりは減り、身の引き締まりがつよくなります。
ブリの産卵の時期は?
ブリの産卵期は主に2月から6月頃(ピークは3〜5月)。
東シナ海や九州西方海上の水温19〜21度の海域で、成魚が表層近くで数回にわけて数十万〜百万粒以上の卵を産みます。産卵を終えた成魚は春から夏にかけて北上し、イワシなどを食べて脂を蓄え、冬に南下して「寒ブリ」となります。
- 場所: 主に東シナ海の陸棚縁辺部や九州西方沖。
- 時期: 早いところでは1月から始まり、太平洋側では5月、日本海側では7月頃まで続く。
- 生態: 産卵期には産卵群(表層)と非産卵群(30-40mの深層)に分かれる。
- 稚魚: 産卵後の稚魚は「モジャコ」と呼ばれ、4〜5月頃に流れ藻について北上する。
養殖ブリの旬・脂のノリは冬・さっぱりは夏
養殖ブリは冬の間、温度が下がると活動も控えめになり、脂を蓄積さます。
春から夏にかけては、水温が上昇するため、活発に動くため脂肪の量が減少。さっぱりとした味わいになります。
秋に入ると再び脂肪が蓄えられはじめ、冬の脂が多い体質へと変化していきます。
味の好みは脂ののりよりも、身の旨みが好きという人もいます。旬は冬だといわれていますが、時期外れの脂がすくないブリの方が好みだという意見も。
天然と養殖を変える・時期を変える・食べ方を変える。この3パターンの組み合わせそれぞれで、同じブリでも味わいがかなり変わりそうです。一年間のブリの味わいをいろいろ試してみてみるのも面白いですね。
ブリの旬のまとめ
- 「寒ブリ」の時期は12月から2月
- 地域によりズレがあり11月に北からはじまり3月に南で終わる
- 春から秋は産卵後のブリ・脂が落ちて活動量がアップしサッパリした味わいに
- 養殖は通年安定・天然と同じように脂のノリと身のひきしまりは連動する
さあ、いろんなブリを味わいつくしましょう!
